男はつらいよ~柴又慕情

男はつらいよ

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マドンナの高見歌子は芯が強く実直な女性。
生真面目で思いつめる人だ。
周りの人の事ばかり考えて
本当に自分のやりたいことをいつもできない。
しかし車寅次郎はじめ、とらやの人々によって変わっていく。

歌子は頑固で寡黙な小説家の父と二人暮らし
自分が父の世話をしないといけないという責任を感じている


歌子には今まで、結婚を考た人が2人いた
1人はお金持ちの男、婚約までしたが
「君は毎日薔薇の花の手入れだけしてりゃいいんだよ」
と言われて結婚を悩む
幸せは夫婦が力を合わせて築いて行くべき物
と考えている。 ← この辺が凄く実直(^_^)
この時は小説家の父のアドバイスで婚約解消。

もう1人は今お付き合いを「している
焼物師の見習い正圀さん
ところが歌子の父が猛反対で悩んでいる。
博と櫻が歌子を食事に招いて(寅さんはお預け)
2人のアドバイスで歌子の背中を押してあげる。
この時の博、櫻が凄くいい
歌子の為にとても真剣に相談に乗る
本当に素晴らしい人たちだ。
またファンには嬉しい二人の馴れ初めの思いなんかも飛び出す。
歌子は父の反対を押し切って結婚する。
寅は「あんな雲になりてえんだよ」と旅に出るのだ。


歌子夫婦は力を合わせ
多治見で陶芸の仕事と結婚生活を送る
まさしく幸せを二人で築いていった

この時、車寅次郎は2人が心配で多治見に見舞いに行くがすれ違い。
歌子は手紙で
「私の留守に訪ねてきた人がどうも寅さんらしいのです・・・どうしてるでしょうか?」
・・・歌子ちゃん、あの後寅は、野糞中の登を発見して、
ペプシのトラックヒッチハイクして旅また旅ですよ・・・( ̄  ̄;)
少し位、寅次郎の事も真剣に考えてみてあげて欲しかったよ、
鈍感、歌子ちゃん( ̄∇ ̄;)

男はつらいよ~柴又慕情
歌子を取り巻く人々と、とらやの人々との物語だ。
この高見歌子という人間を見るだけでも価値ある作品だなあ。
このマドンナの物語は後々もう一度13作で登場する。



ちなみに車寅次郎が何故結婚をしないかも明らかになる( ̄ー ̄?)…..??



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コメント

  1. 彰(あきら) より:

    歌子「あなたたちからみたら私なんて
    意気地がなくって迷ってばかりで…、
    なんだかみっともないわねえ…」

    博「いいじゃありませんか。
    みっともなくたって。
    それはあなたが優しい人だからですよ」

    博「幸せだなあ、あなたのお父さんは」

    博の洞察力は本物ですよね。

    さすがさくらの夫。
    さすが満男のお父さん。
    さすが諏訪ひょう一郎の息子さん。
    さすが朝日印刷の主任技士。
    さすが雑誌『世界』の読者。
    さすが焼き茄子好き(^^)
    さすがマスクメロン好き(^^;)


    この夜の事は歌子ちゃん一生忘れないでしょうね…。

    歌子ちゃんは寅が自分のこと好きなんじゃないかって、
    ちょっとくらい思わないと寅が可哀相ですよね。

    失恋した後もカバンに歌子ちゃんがくれた大きな鈴を付けていたのが
    切なかったです…(TT)

  2. RUU より:

    タコ社長は
    ゴルフをやることを
    寅に、”似合わない”と
    つっこまれるのが
    かなりこたえる様子です。


  3. 映画評「男はつらいよ 柴又慕情」

    ☆☆☆☆(8点/10点満点中)
    1972年日本映画 監督・山田洋次
    ネタバレあり

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