つねさん語録 №11

本名:車つね。
寅さんの叔母。我らがくるまやのおばちゃん。
キップはいいが、涙もろくて心配性。超がつくほど現実主義の彼女は
柴又の涙と笑いのポイントゲッター。

つねさん語録 №11

「男はつらいよ~寅次郎忘れな草~」 (11)

リリーがとらやに来ると、決まって恋の話になる
この時は、朝日印刷の若い職工と、近所の中華料理屋の女の子の恋の話から、
しいては寅さんの恋愛遍歴の話で大盛り上がりになる
そこでまた、おばちゃんの悪い癖が・・・


「あたし達はね、いつだってあんたに気を使ってるよ、ね社長さん」
「そうだとも、涙が出るくらい気を使ってるよ、寅さんが恋をするたんびにさ」 (タコ社長)
「なんだよこの野郎!、恋をするたびって、
それじゃ俺が一年中恋してるみたいじゃねえかよ!」

「な~に言ってんのよ、お兄ちゃん」
「・・・友達が来てるんでしょ今日~~、も少し気を使ったらどうなんだよ~~」
「くくっく、はあはは、ははは」
「リリー、何がおかしいんだよお前~」
「っはは、寅さんって、そんなにしょっちゅう恋してるの?」
「いやいや!嘘嘘嘘、いや前さ、一度か二度ね、そんな事があったって事よ」
「ななな!、おいちゃん、な!」
「そうそうそう、10年も20年も前の事だから忘れちまったよ」
「そう!,なし!、なし!」
「ねえねえ、櫻さん、寅さんが恋した人ってどんな人だったの?ねえ教えて」
「櫻、しゃべったらただじゃおきませんよ・・・分かってますね?」
「いいじゃないの一つや二つ話してくれたって、ねえいいでしょう?」
「いやあ、そんな何人もいる訳じゃ無いんだからさあ~」
「じゃあじゃあ、一人でいいから!、教えてよ~」
「いやあ、さ、もう古い話だしね、櫻だって今言ってみなって言われたら
思い出すの辛いでしょう?」
 ← 絶対に言うなよ的な目で櫻を睨む寅さん
「覚えてるでしょう?、一人くらい」 いよいよ困る櫻さん
「そおねえ・・・あたしもよく覚えてないけど・・・しいて言えば・・・」
お千代坊でしょ!!馬鹿だなあ、あれはただの幼馴染じゃないか馬鹿だなあ」
・・・・・っっって寅さん自ら全員暴露しだします (* ̄m ̄)プッ
「ねえ、おいちゃん!」
「フフフ、じゃあほら、小説家のお嬢さん、何つったっけ?」 
歌子ちゃん!!、あれはダメ。年が離れてる。」 ← 取って付けた理由
「それじゃほら、喫茶店の貴子さん」
「ああ貴子さん・・・いたっけなあ、どうしてるかねえ・・・」 ← ちょっと特別視

「その前は?」
花子ちゃんよ。あの子どうしてるかしらねえ」
「津軽の子だったねえ」
「ほら!幼稚園の綺麗な先生がいたじゃねえか」

「そうそう!、秋子先生!」

「豆腐屋の節ちゃん。あれいつ頃だっけ?
あの時は暑かったなあ~」
 ← 何しろ労働したからね ( ̄▽ ̄)  
「散歩先生の娘さんねえ~」
「伊勢の旅館の若奥さん」 (タコ社長)
「御前様のお嬢さん」
「どうしてるかしらねえ~」
「いやあ~お互いに、年を取るわけだなあ・・・」
一同大笑いだが、リリーだけは感動している。
「いいなあ・・・寅さんっていいねえ・・・」
「別にいい事なんかねえよ。ぶっちゃけた話いつもふられっぱなしなんだから」
「いいじゃない!何百万べんも惚れて、何百万べんもふられてみたいわ」



リリーは寅さんの話の中に、寅さんのする恋の純粋さを感じ取っていた。
そして、今まで自分がしてきた恋が、いかにくだらない物だったかを
皆の前で語りだすのだった・・・。
寅さんと出会って、リリーが寅さんから学んだ事は
人を真剣に恋する事の大切さだった。




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おばちゃんは、どうにもこうにも
人の名前を全然覚えない!!
「秋子先生」誰ですかそれ?
「春子先生」でしょ?
寅さんも寅さんなら、おいちゃんもおいちゃんだ
何でスルーなんだよ!誰か一人くらい覚えててあげなさいよ
ちなみに櫻さんは仕方ありません、あの時あんまり登場してないから (^_^;)

おばちゃんのこの悪い癖はずーっと続きます
なんせそこに居たリリーさんも覚えません
メリーさんとか言っちゃいますから
極めつけは、隣同士で親戚以上の付き合いのタコ社長の本名も忘れます




コメント

  1. 彰(あきら) より:

    あの美しい宇佐美秋子さん、
    あ、いや…宇佐美春子さん(^^;)の悲劇は、
    遠く第7作で菊さんが来た時、
    とらやの6代目大黒柱のおいちゃんがぬけぬけと
    「幼稚園の秋子先生」なんて言っちゃうものだから、
    夫を愛するおばちゃんも固く信じてしまいました(^^;)
    だからおいちゃんがスルーするのは無理もないです。
    だってあの人が言いだしっぺ(^^)

    ここは死ぬほど惚れていた寅が訂正するべきですよね。

    その挙句、第13作ではあの物覚えのいいさくらが
    津和野から帰ってきた寅の前で、
    第11作ではちゃんと覚えていた津軽の花子ちゃんの
    ことを「秋子さん」と言います(TT)
    おばちゃんは即座に訂正
    「違うよ!秋子さんは幼稚園の先生!」
    あああ…

    あんたら全部違うって…(TT)


  2. RUU より:

    彰さん
    コメントありがとうございます
    寅さんの恋した人が多すぎるので
    覚えられないというのが
    とらやさん一同の意見ですね結局
    ですが、それを面と向って
    寅さんに直接抗議したのは
    成長した満男でしたね

    今回、登場しなかった
    第6作の夕子さん
    自分の親戚の夕子に
    寅さんが惚れた
    しかも夕子には夫がいる
    なのでおばちゃんの中では
    いまわしい過去として
    封印しているのでしょう
    寅さんとおいちゃんは
    夕子さんへの恋敵同士なので
    言い出せないのでしょう

    ・・・ん! ( ̄ー ̄?)
    あれはおいちゃんじゃなかったな
    おいちゃんそっくりのお医者さんだった

  3. 小寅 より:

    名前なんぞ細かい(?)ことを気にしない
    おばちゃんはB型でしょうか?

    確か・・・
    アパート住まいのさくらが
    講堂にあるようなでっかいピアノが欲しいなんて
    話しをしてる時おばちゃんは
    入り口の大きさや床の心配をしてましたね♪

  4. RUU より:

    小寅さん
    コメントありがとうございます
    そういえばそうですね
    入り口が入るかとか
    床の強度とか
    そういう問題じゃないですよね
    さては
    おばちゃんも寅さんなみに
    ピアノの相場知らない??


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