本名:車つね。
寅さんの叔母。我らがくるまやのおばちゃん。
キップはいいが、涙もろくて心配性。超がつくほど現実主義の彼女は
柴又の涙と笑いのポイントゲッター。
つねさん語録 №6
「男はつらいよ~純情篇~」 (6)
寅さんがシリーズで初めて、本格的な恋煩いにおちいったのがこの作品
お相手は、おばちゃんの遠縁の親戚の夕子さん
どのくらい遠いかというと、
つねさんの、いとこが嫁に行った先の旦那さんの姪だ ← ほとんど他人
この夕子さんが、どえらい美人。シリーズ最高峰(若尾文子さん)
なんせ、おいちゃんが、髪に油をつけてお洒落するくらいだ
そんな美人が一つ屋根の下に下宿をしたので、
寅さんたまらず寝込んでしまい、意識もうろう。食事も口にしなかった。
だが、夕子の「早く元気になって江戸川に連れて行ってもらいたい」
との一言で、即座に元気快復
そんな激しい恋煩いをする人間を目の当たりにしたおばちゃんは・・・
「やっぱり、恋煩いだったんだねぇ~。
今朝6時に飛び起きて
いきなり朝風呂入ったかと思うとその後でね、
腹減った~腹減ったってねぇ
ごはん6杯も食べて、
それから今度は床屋へ飛び出していってさぁ」
「えっ床屋?何でまた床屋さんなんかに?」
「だから、夕子さんが散歩にでも連れって欲しいって
言ったのを真に受けちゃったんだよぅ」
「じゃあ、夕子さん困ってたでしょう。どうしてるの?
ええ?!散歩に?!本当に出かけたの?!」
わざわざ呼び出し電話の櫻の家に電話で報告をする。
初めて寅さんの恋煩いをみたおばちゃん、
電話の声は少し興奮気味だった。
—————————————————————————
おばちゃんはやけに、
電話での話し方がチャッキチャキ!!
普段は黙々と仕事してて、べらべら喋ったりしないのに
何故か電話の時だけ女将さん口調!!
この時も、こんなに長い言葉を小気味よくポンポン・・・
寅さんが美味しい美味しいと食べてくれるので
おばちゃんはいつも腕によりをかけて料理をふるまう ← 特に煮物
そんな料理を口にしなかった寅さんに本心そうとう心配したのだろう
心配かけやがってと言いたげなおばちゃんのチクリ電話でした。
コメント
「私の従姉妹の嫁いった先の主人の姪の夕子さん」
おばちゃん何回NGだしたのかなあ…(^^;)
夕子さんはタコ社長が言うように「スゲー上玉」
ですよね。
第6作の大いなる謎。
夕子さん、ついこのまえ江戸川で大勢の人々と
舟遊びしたのに、なぜまだ江戸川行ってないって
言ったのでしょう??
夕子さんはどうして忘れてしまったのか…。
これが謎なんですね…?
スタッフは編集の時分からなかったのかなあ?
ま、そのようなことは気にしないおおらかな時代
だったのでしょうね(^^;)
なんせおいちゃんがさくらの結婚式に出なくても
平気のへ、の時代ですからね(^^)
あれほど遠縁の子の続柄を
スラスラ言えるなんて
おばちゃん相当な親戚マニアです
大映から異例の電撃出演だった
そうですね、若尾文子さん。
当時は相当な話題だっただろうな
五社協定なんて今ではピンときませんね
これも時代ですね~(-_-)
おばちゃん
美人の夕子さんを前に鼻高々でした♪
確かに(遠~い)親戚ですが
血は繋がってないんですよね~?(笑)
小寅さん
「夕子さん、お風呂加減どう?」
とおばちゃんが言った後の
寅さんのそわそわぶりが
たまらなく面白いっす(^_^)